ライトノベル、つまり小説には、ストーリーが欠かせません。
「キャラクター」も同じくらい大切ではありますが、まずはストーリー作りに慣れていきましょう。
ということで、今回は「超簡単なストーリーの作り方」を紹介します。
お話作りの経験が一切ない方は、ここから始めましょう。このやり方なら誰でもすぐに、ストーリーが作れるはずです。
ストーリーの基礎は「誰が」「何をした」
1、「誰が」
2、「何をした」
この文章を、思いつくだけ書き出してください。
とりあえずは「ヒダマル」にしますかね。
適当に列挙すると、
「ヒダマルが」「起きた」
「寝た」
「ラーメンを食べた」
「泣いた」
「笑った」
「学校に行った」
「お散歩した」
「勝った」
「慌てた」
「アニメを観た」
「転んだ」
書き上げたところで、これらの文章を並び替えて繋げましょう。
えぇと、上記の情報からピックアップして……、
「起きた」
「アニメを観た」
「泣いた」
「学校へ行った」
「慌てた」
「転んだ」
これを、ストーリーっぽくまとめると……、
起床後、さっそくアニメを観始めたヒダマル。
貴重な朝の時間を有効活用しなければ、録画アニメの消化もままならないのである。彼は朝っぱらから涙を流した。感動の最終回だった。
登校時間となり、学校へ行く。
しかし、涙の跡を友人に指摘され慌てた。ヘヴィーなアニオタである事実を隠していたヒダマルは、慌てて言い訳をする。
「これは転んだんだよ」
「誰が」「何をした」を繋げるだけで、ストーリーは作れる!
はい、ストーリーが作れました。
リアルのヒダマルは友人が一人もいない三十路男ですがそれは置いといて、ストーリーが作れちゃいましたよ。
このように「誰が」「何をした」を自由に並び替えるだけで、誰でも簡単にお話が作れるんです。
「ヒダマル」の部分を「友人」「先生」「ライバル」「恋人」等に変えて、主人公との絡みを妄想してみてもいいでしょう。
(リアルのヒダマルは以下略)
自分で妄想しているキャラクターが既にいるのなら、そのキャラに色々と動いてもらいましょう。
ここは練習量がものをいいます。
面白い・面白くないは後にして、「誰が」「何をした」のアイデアをどんどん出しましょう。
そして、それらをつなぎ合わせて、ストーリーを作ってみるのです。
まとめ。
結論:「誰が」「何をした」を繋げれば、ストーリーは簡単に作れる。
え、これだけでいいの!?
ちょっと単純すぎない!?
と思ったそこのあなた、鋭い。
ストーリーの基礎の基礎は「誰が」「何をした」ですが、もちろんこれだけで小説は作れません。
しかし今回は「超簡単なストーリーの作り方」なので、まずはお話作りに慣れることが目的です。
起承転結や序破急、キャラの魅力なんて今は考えなくてもいいので、「誰が」「何をした」を思いつく限り書き出して、並び変えてみてください。