ヒダマルのラノベ講座。

ヒダマルが考える、ライトノベルの作り方。来たれ小説書き。

キャラの個性を計るには? 「もしもの思考実験」にかけてみよう。


 このブログを読んでいる方なら、下記の質問には即答できるでしょう。

 あるいは愛が強すぎて、小一時間悩むことになるかもしれません。ヒダマルはこっちです。
 ずばり、


「好きなキャラクターは誰ですか?」


 いいですね。
 ラノベやアニメ・漫画等の愛好者であれば、この一問だけで仲良くなれるでしょう。会話の花が咲き乱れること請け合いです。

 しかしここでは、作り手としてもう一歩踏み込んだ質問を投げかけることにします。


道にバナナの皮が落ちていたら、そのキャラはどんな反応を見せますか?

 

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思考実験「バナナの皮」

 好きなキャラクターに対して、「もしも、道にバナナの皮が落ちていたら」という想像を広げてみてください。どんなことが起きるでしょう。

 例えば……、

 

 あの未来人なら、気付かず滑って転びそうです。
 あの宇宙人なら、何の反応も見せずに通り過ぎることでしょう。
 あの超能力者なら、ニコニコ笑顔で拾ってゴミ箱に捨て、隣の友人に講釈を垂れるかもしれません。
 その友人だったら、大人気小説の地の文のような語り口でウィットに富んだ思考を繰り広げた後、「やれやれ」と一言つぶやくのでしょう。

 

 ……そう。

 個性的なキャラは、その「もしも」に応えられるのです。なんなく想像することが可能か否かで、個性のレベルが計れます。


 あなたの小説のキャラクターは、どうでしょうか?

 

 

個性的なキャラは、「もしも」に応えられる。

 別に、特異な行動を起こす必要はないのです。
 バナナの皮を見つける度に壮絶なドラマを繰り広げるからといって、そのキャラクターに人気が出るとは限りません。

 重要なのは、「どんな行動を取りそうか、即座に思い浮かぶか否か」

「どんな結果になりそうか」でも構いません。とにかく、瞬時に無理なく想像できるかどうかが勝負です。


「もしもこんな状況に置かれたら、どんな行動を取るだろうか? どんな反応を見せるだろうか? どんな結果になるだろうか?」

 愛される人気キャラクターたちは、この問いに答えてくれます。
 自作エンタメ小説のキャラクターたちは同じ土俵で勝負できるかどうか、想像してみてください。

 

 

あらゆる「もしも」を想像する。

 冒頭では「バナナの皮」で考えてみましたが、もっと色々な状況で試しても面白そうです。

「道に財布が落ちていたら?」
「体育祭への意気込みは?」
「会計でお金が足りなかったら?」
「恋人の家族に挨拶するなら?」
「クリスマス会に誘われたら?」
「テストで赤点を取ったら?」
「友達と花火大会に行ったら?」
「海での過ごし方は?」
「雪が積もったら?」

 ありとあらゆる状況を想定して、キャラに動いてもらいましょう。
 どんな反応を見せ、どんな行動を取り、どんな結果になりそうか想像できるのだとしたら、あなたのキャラクターは間違いなく個性的です。

 

 

まとめ。

結論:キャラの個性は、「もしもの思考実験」への瞬発力で計れる。


 今回は、キャラの個性を計るための思考実験を紹介しました。

 実はこの想像、キャラの個性を計るだけでなく、そのままストーリー作りへ応用することが可能です。この点については、また別の記事にて解説します。

 キャラ立ちが足りない時は「もしも○○だったら」と考えて、生き生きとした個性を加えてみてください。