ヒダマルのラノベ講座。

ヒダマルが考える、ライトノベルの作り方。来たれ小説書き。

物語を完結させるべき理由。

 

 小説書きは世に多けれど、自作を完結させた経験のある人はどのくらい絞られるでしょうか。

 web小説が完結しないまま更新されないことを「エタる」(エターナル)などと呼びますし、ヒダマルが想像しているよりも多いのではないかという印象です。

 

 趣味で書いている小説ならそれもアリかもしれませんが、もしもプロを目指しているなら、小説書きとしての力量を上げたいのなら……、

 なにがどうあれ、完結させるべきです。

 

 今回は、「物語を完結させるべき理由」を、語ってみようと思います。

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経験値が入らない。

 これに尽きます。

 

 物語は、発端から結末まで含めて、物語です。

 全てが繋がって、一つの作品です。

 

 途中をいくら書いても、全体のまとまりをコントロールする修行にはなりません。完結させて初めて、「ここはうまくいった」「このシーンは要らなかった」などと、反省することが可能になります。

 完結させなければ、経験値(フィードバック)が得られないのです。

 

※珍しいパターンかもしれませんが、逆にクライマックスシーンや結末だけをいくら書いても、同じく経験値は得られません。

 

 

「書くからには、最高の作品にしたい」という気持ちは大切です。

 しかしそれは、マサラタウンを一歩出たサトシが、「今すぐ四天王を倒したい」と言っているのと同じかもしれません。

 

 最初はレベル3のコラッタでいいから、やっつけましょう。完結させましょう。経験値を手に入れましょう。

 そうしているうちに、段々と戦い方、「小説の作り方」が身体に染み込んで、タケシやカスミと戦えるようになっていることでしょう。

 

 

自分の力量が分からない。

 フィードバックと関連しますが、これも大きな理由です。

 小説に限らずそうですが、技量が足りない初心者ほど、「そのくらい自分にもできる」と思いがちです。
(そう感じて何かを始めること自体は、非難されることではありません)

 

 己の力量、今の地点を肌で感じるには、なにはともあれ、最初に飛び出してきたコラッタを倒す必要があります。

 そこで、「コラッタ強っ!? きずぐすりは必須だな……」「三つ目の町までは楽に行けたぞ」「この敵とは相性が悪い、対策を打たないと……」などなど、自分の力や適性を理解できるのです。

 

 

 必ずしも、綺麗に終わる必要はありません。

 展開が複雑すぎてにっちもさっちも行かなくなった小説もあることでしょう。

 

 最悪、打ち切りになった漫画のように、意味深な敵キャラが続々出てきたものの「彼らの旅は終わらない」で締めくくってもいいのです。

 読者にとっては、完結しないこととどちらが良いかはちょっとよく分かりませんが、まぁ、終わるならピシッと終わってくれた方がありがたいだろうと想像します。

 力を付けて、また続きを書いてもいいのですし。

 

 

まとめ。

結論:成長したいなら、小説は完結させよう。

 

 小説アドバイスをやっている上での感覚ですが、初心者が練習するとしたら「10万文字以内」「主要キャラは5人以内」と制限を決めて、「その中でキッチリ、落とすべき場所に落とす」と意識して作るとよさそうです。

「物語を完結させる」は小説書きとして重要な才能・技能の一つだったりするので、とにもかくにも、一作は完結させてみてください。