ヒダマルのラノベ講座。

ヒダマルが考える、ライトノベルの作り方。来たれ小説書き。

冒頭は命! 1行目で心をつかめ!

 

 小説において、どのパートが最も重要かと問われれば、『冒頭』と即答します。重要どころか、冒頭は小説の命だと思っています。「構成の」かもしれませんが。

 小説にとって、「竜頭蛇尾」という評価はある意味誉め言葉です。逆なら、そもそも読んでもらえません。

 

 ヒダマルの考える、冒頭の重要性を語ってみます。

 

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冒頭はなぜ大切?

 前提として、読者にはいつでも本を閉じる権利があるから。

 そして、その小説(キャラ)への愛着が限りなく薄い段階だからです。

 

 冒頭をちょっと読んで、「面白そうだな」と感じさせることに失敗すれば、そこで終わりです。それはもう、あっけなく終わります。

「とりあえず1万文字くらいは読むよ」という仏のような読者様もいらっしゃるでしょうが、作者がその姿勢を期待すべきではありません。読者はボランティアではありません。

 

「絶対に避けるべき冒頭とは?」で論じたように、冒頭から極上の面白さを提供する工夫は、作者に課せられた責務だと思っています。

 

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 更に冒頭は、小説や登場キャラへの感情移入もゼロの状態です。ここが痛い。

 タイトルやあらすじや表紙絵、前評判などに魅力があればゼロは免れるかもしれませんが、ほぼゼロだと考えていいでしょう。最悪を想定して損はない部分です。

 

 あなたがどんなに情熱を込めて作り上げた小説やキャラクターでも、読者の立場は違います。

 この段階では「どうでもいい小説」の「どうでもいいキャラ」です。冒頭が面白くなければ打開されない上に、「どうでもいい文章」が加わります。

 読者はどんな気持ちになるでしょう。

 

 

1行目で心をつかめ!

 難しい。

 かなり難しいですね。たった1行で心をつかめたら苦労しません。小説の存在意義よ。

 

 しかし、冒頭の重要性を考えれば、肩ひじ張って臨むくらいがちょうどいいと思います。ヒダマルはいつも「開始3行までが勝負」だと心してかかります。

 どこの馬の骨とも知れないカタカナ四文字作者の小説なんぞ、3行読まれれば上々だと想定しているからです。

 

 その代わり。

 3行読んだ読者へは、1ページ読ませる自信があります。

 

 1ページ読んだ読者は、3ページまで一気に読むでしょう。

 3ページ読んだ読者は、10ページくらいまでは期待できそうです。

 10ページ読んだ読者は、30ページまで楽しんでもらいます。

 30ページ読めば50ページ、100ページ……、と続きます。

 

 

 ドミノ倒しは、冒頭から起こります。

 1行目から起こります。

 

 そこで失敗すれば小説が読まれない、だから全霊を尽くして創意工夫すべき部分なのです。

 

 

まとめ。

結論:冒頭は小説の命。1行目から気を抜くな。

 

 前置きが長くなりすぎて「じゃあ、どういう工夫をすればいいの?」という具体的な話にまでたどり着けませんでした。

 しかし、今回はものすごく大切なことを語ったと思います。金言のオンパレードです。自分で言うのもなんですが。

 

 具体的な策は、例を出しながら後日見てみようと思います。